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2011年05月 アーカイブ

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中流意識

安い化粧品などはずかしい・・・。


《ここにこんな高価な、ゴージャスな高級品がある》というムードを、日本の女性たちの心理の中に定着させるのに成功したのです。


20年くらい前から政府が「あなたは上流ですか、中流ですか、下流ですか」と国民アンケートを毎年つづけてやってきています。


「私は中流」が90パーセントに伸びてきています。


そんなに中流がいるはずはありません。


しかし、だれも下流ですと答えたくはないのでしょうか。


とにかく日本人の90パーセントは中流意識を持っています。


中流生活を営むには収入面からいっても、かなり大きな収入がいるものです。


しかし、中流と思いたい・・・。


人にもそう思われたい。


中流とみせるためには持ちもの、エステの永久脱毛 など買いもので示そうとするのです。

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夢を満たす

住宅、車、衣服などにも中流の上らしいものがなくてはならないものですが、背伸びをして中流意識を持とうとしても全部にゆきわたろうとすることは不可能です。


それで部分的に中流以上の持ちもの、買いもの、エステで永久脱毛 ・・・


それも、外にみえるようなものに力を入れざるをえなくなるのです。


この心理を、資生堂はみごとにつかみ、最大に利用したのですね。


大衆の買いものは毎年のように高級化して、数年前にはサラリーマンの持つ万年筆は1000円が標準でしたが、いまでは年々平均150円ずつ高級化して、2000円、2500円くらいが標準型になっています。


サラリーマンの3種の神器も、最初はパーカー、ロンンン、オメガでしたが、ついでモンブラン、ダンヒル、バティック、フィリップなどと、いちだんと高級化してきたのです。


若いサラリーマンなど月賦でダンヒルを買うなどという風景はめずらしくありません。


婦人雑誌なども実用的なものもありますが、一方で実用性から離れてしまった婦人雑誌もふえています。


ゴージャスでエレガントなグラビア・・・


そのぜいたくさは、サラリーマンの家庭婦人などには高嶺の花のような高級生活の夢がいっぱいです。


女性たちは毎月さきを争うようにそのような雑誌を買います。


彼女らのゆめをそのなかで満たしてくれるからです。

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